「オールデイ・クリニック第2回国際シンポジウム」開催
本学 では、2004年度から、法科大学院等専門職大学院形成支援プログラムの助成を受けて「オールデイ・クリニックの設計・試行・評価」と題するプロジェクト を実施し、とくに夜間主コース学生の参加を可能とするクリニックの開発に取り組んでいますが、併せて、クリニックの諸問題を検討する国際シンポジウムを開 催し、わが国の法科大学院におけるクリニックのあり方に関心をもつ方々に意見交換の場を提供してきました。2005年度の国際シンポジウムは、第二東弁護 士会法科大学院支援委員会との共催で、2006年2月18日(土)午後1時〜5時50分に、弁護士会館10階の第二東京弁護士会講堂で行われました。
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構成は、開会挨拶(柏木俊彦本学副学長)に続く第1部が「刑事クリニック実施上の課題」で、司会は黒田純吉教授(本学)が務め、報告者は萩原 猛教授(本 学)、George Bisharat教授(カリフォルニア大学ヘイスティングス校)、高野 隆教授(早稲田大学)、後藤 昭教授(一橋大学)の5名で、丸山輝久教授(本学) のコメントに続いて質疑応答が行われました。休憩後の第2部は「民事クリニック実施上の課題」で、司会は近藤卓史教授(本学)が務め、報告者は難波幸一教 授(本学)、Angelo Ancheta助教授(サンタクララ大学)、山口卓男弁護士(筑波大学)の4名で、櫻井光政教授(本学)のコメントに続いて質疑応答が行われました。最後 に総括セッションが開かれ、Bisharat教授、Ancheta助教授、須網隆夫教授(早稲田大学)がシンポジウム全体を踏まえたコメントを行った後、 柏木副学長が閉会挨拶をして終了しました。総合司会は宮澤節生本学副学長で、サイマルインターナショナルによって同時通訳が行われました。参加者は、関西 からの参加者を含めて約70名で、シンポジウムにおいて活発な質疑応答が行われただけではなく、弁護士会館地下のレストランで行われた懇親会にも約半数が 参加し、熱心に意見交換を行いました。
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法科大学院制度も間もなく3年目の完成年度を迎えようとしており、本学のようにクリニックを含む臨床法学教育に取り組む法科大学院も増えつつありますが、 他方では、新司法試験合格率の危惧が学生のクリニック参加意欲を殺いでいるという見方もあります。また、刑事弁護クリニックでは接見や記録閲覧の制限が問 題となっていますし、夜間学生の受け入れについてはなお一層の工夫が必要とされています。このような状況において、アメリカからの招聘講師だけではなく国 内他大学のクリニック担当者をもパネリストとして行われた今回のシンポジウムは、わが国の法科大学院におけるクリニックの発展のために大きな意義を持って いたといえるでしょう。Bisharat教授とAncheta助教授の報告原稿を添付するほか、各報告者・コメンテーターの写真を掲載しますので、ご覧く ださい。
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なお、2月16日(木)午後6時〜8時には、日本弁護士連合会国際人権委員会がBisharat教授を講師として「パレスチナの人権状況」と題する研究会 を行い、本学と早稲田大学臨床法学教育研究所がAncheta助教授を講師として「アメリカの移民問題と移民クリニックの役割」と題する研究会を行いまし た。いずれも熱心な参加者を得て活発な質疑応答がありました。
発表論文(PDFファイル)
写真
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