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大宮法科大学院大学 今週の大宮法科

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今週の大宮法科

学内行事

2007年04月05日 16:46

第4回(2007年度)入学式学長告辞

  私は、大宮法科大学院大学を代表して皆さんの入学を心から歓迎します。本学は、今年で4回目の入学式を迎えることとなりました。つい先日、皆さん方の先輩であります第1期生の学位授与式が行われまして最初の入学生が本学を巣立っていきました。 これから法曹になるために、皆さんに本学で3年間、4年制コースの場合には4年間学んでいただくことになります。この期間は決して長い期間ではありません。むしろ短い期間といっていいでしよう。この3年間あるいは4年間という短い期間で司法試験に合格することは勿論のこととして立派な法曹になる素地、土台を確実なものとしなければなりません。皆さん、蟻とキリギリスというイソップの寓話をご存知でしようが、キリギリスのいない国では蟻と蝉になるようですが、皆さんは法曹を目指すという目標を定めた以上、本学在学中は、キリギリスや蝉ではなく蟻のように自らの将来のためにひたすら真剣に法律を学んでいただきたいと思います。 

投稿者 omiyalaw

2008年04月03日 13:34

第5回(2008年度)入学式学長告辞


平成20年4月2日


             入学式告辞

大宮法科大学院大学
学長 柏木 俊彦  




 本学に入学されました77名の皆さん、入学おめでとうございます。
皆さんは、法曹となることを目指して、本学に入学されました。本学への入学にあたって、法曹となるためには本学での3年間あるいは4年間、ひたむきに法を学ぶことが必要であることを覚悟していただきたいと思います。過ぎてしまえばあっというまですが、3年間あるいは4年間、といった長期間学び続けることは決して安易な気持ちでできることではありません。そのことを先ず自覚していただきたいと思います。更に、皆さん方のなかには、法をこれから始めて学ぶ方もおられます。それらの方は、法という未知の世界の扉をあけることになります。未知の世界の扉をあけるわけですから長期間学ぶ覚悟とともに、未知の世界に飛び込むという心構えも必要となります。

 法を学ぶためには長期間が必要であるということは、実は、法を学ぶことの本質的な内容であります。多様な利害が絡み合えば絡み合う社会ほど、社会が多様な価値観を重んずれば重んずるほど、法律も多様になり重層的になり、複雑なものになります。一方で、法律全体は、目的や機能の異なる多様なものを極めて秩序だった整合性のある膨大な体系としています。これらの厚い層となった目的や機能の異なる秩序だった多様な法律を学ぶわけですから、3年間あるいは4年間の勉学が最低限必要となるのは当然のことと言えます。ましてや、現在ある法は、直線的ではなくは行的に進んできた歴史の時間軸を辿ることによって始めて理解され得る性格のものでもあります。どうしても、長期の学ぶ期間が必要となります。

 また、法を学ぶことは、理解がなかなか得られないまま何回も法律書の同じ箇所を読んだり、読み易いとは決して言えないいくつもの法律の条文を行きつ戻りつ比較、対象したり、興奮を伴うことの少ない事実を拾いながら判例の変遷の流れを追ったり、といった、地道な、着実な根気のいる作業をこなしていくことが求められます。

 このように、法を学ぶということは、長い期間の勉学を必要とするとともに、地道に着実に根気強く学ぶという過程によって法的思考力を磨くことになります。そのためには、相当の覚悟が必要であることは、これから法を学ぶ皆さんにも十分理解していただけるものと思います。

 法を学ぶことが長期間の勉学と地道な根気強さを求めるということは、法が、天才的なひらめきを要求するものではないことを意味します。法を学ぶことは、ひらめきによって補助線を一本思いつけばあっという間に法的問題が解決できるといった類のものではありません。また、法を学ぶことが長期間の勉学と地道な根気強さを求めるということは、法を学ぶことに近道はないことを意味します。短期間で効率的に法を学ぶことはできないことを意味します。法曹となるためには、決して天才的才能や瞬発力が必要なのではありません。

 更に、法曹となるためには、法律や文献の調査のためにあるいは事実を調べるために図書館等へ足を運び、こまめにメモをとるために手を使うといった手間隙を厭わない努力が必要となります。

 このように、法を学ぶためには、愚直で地道な根気強い長期間の勉学に耐える能力と、手足を使う労を惜しまない努力が必要であることを覚悟することが法曹への道の第一歩であります。
法曹は、法的思考力によって人や組織の悩みや苦境を支える役割を担います。法的思考力によって人を支え、社会を支えるわけですから、法曹を目指す皆さんが法を深く学び法的思考力を鍛え、磨くための努力をするのは当然のことです。鍛え抜かれ、磨かれた法的思考能力が優れた法曹の証しです。そのために、3年間あるいは4年間継続して地道に根気よく学び続けることは不可欠です。

 法科大学院は、法の支配を目指した司法制度改革の重要な構成要素であり、法の質と量は、法を担う法曹の質と量とに依存します。法科大学院で学ぶ皆さんが法を真剣に学ばなければならないことは自明のことであります。この自明さを入学にあたって深く自覚し覚悟することを皆さんにお願いして、私の学長告辞とします。

投稿者 omiyalaw

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